海洋摂理基金・銀行とは?
- johnsato
- Feb 13
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Updated: Feb 14
米国海洋摂理責任者として1989年から2004年まで真の父母様と歩んだ佐藤健雄氏によると、2003年11月27日に真のお父様は海洋趣味産業摂理の12本の柱として以下を明確にされたそうです。
1. 海洋教会
2. 海洋学校
3. 魚釣り、大会
4. 釣具、餌、衣服など製造販売
5. ボート製造販売
6. 魚の養殖、稚魚の孵化、放流
7. 魚流通産業
8. シーフードレストラン
9. 海運、観光産業、スポーツ
10.海洋資源開発
11.海洋生活、文化、情報産業
12.海洋摂理基金・銀行
今回は「海洋摂理基金・銀行」に焦点を当て、その目的とみ言葉を調べたいと思います。
海洋摂理における基金・銀行の目的
真のお父様は、海洋趣味産業摂理の基盤となる基金および銀行に関して、多くのみ言葉を残されています。『真の父母経十篇』には、その目的が「貧しい人々の救済」や「地上天国建設」にあることが記されています。
み言葉:貧しい人々のための銀行運営
「世界を救うためには、裕福な人が資金を銀行に預けて、アフリカの未開の地に施設を建てられるようにしなければなりません」(真の父母経十篇一章 378-108, 2002/05/06)
「アベル国連が定着するようになれば、自分の不動産や動産を問わず、すべて同じ銀行に預けます。自分の財産を、指定した銀行に預金しておき、そこから出てくる利子の何パーセントかは、貧しい人に分けてあげるのです。お金がたくさんある人々は、貧しい兄弟たちに分配してあげ、助けてあげられるようにするのです」(真の父母経十篇一章 551-035, 2007/01/03)
これらのみ言葉は、アベル国連を中心として世界中の富裕層から資金を預かり、それを貧困解決に充てるという壮大な世界的ビジョンを示されています。
み言葉:南北米統一運動・平準化のための銀行
真のお父様がウルグアイでの銀行設立に尽力されたことは、日本の食口の間でも広く知られています。その背景には、南北米の経済格差を是正し、平準化するという摂理的意図がありました。
「先進国が、南米の経済を動かしています。政治の力や軍事力で支配しているのです。その次に、経済力です。銀行を通してすべてコントロールしています。そのような力の背景によって、南米のすべての資源を思いどおりにコントロールしているというのです。これを撤廃しなければなりません。そのような意味で、科学技術の平準化を主唱するのです」(真の父母経十篇一章 165-158, 1987/05/20)
「地球星を貫いて、そこに水をこぼせばウルグアイに出るのです。ですから、ウルグアイに銀行を造り、新聞社を造り、教育機関をつくりました。南米にお父様が多くの投入をしましたが、そこに中心的に投入をしたのです」(真の父母経十篇三章 566-091, 2007/06/15)
「平準化されたモデル国家をつくらなければなりません。そのモデル国家を、パラグアイ、ウルグアイ、ブラジル、アルゼンチンを中心としてつくろうと思います。パラグアイとウルグアイがプラス・マイナスであり、またアルゼンチンとブラジルがプラス・マイナスです。これをまた、左右にプラス・マイナスとして、この国々を中心とした計画を立てなければなりません。
この四つの国は、すべての関税がなくなったので、一つの国のような形態になっているのです。ウルグアイには私たちの銀行があり、コンベンションセンター、デパート、ホテルがあります。ですから、この四カ国に、銀行の支店を設置しようと思うのです。そうすれば、中南米の三十三カ国にまで通ずることができます。アメリカと南米が、今やプラス・マイナスとして一つにならなければなりません」(真の父母経十篇三章 268-057, 1995/02/07)
「南米に中央銀行を造ろうと思います。ブラジルとアルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイの大統領を通して造るつもりです。ウルグアイには私たちの銀行があり、パラグアイの銀行では、権利の一部を私たちに譲ろうと言っています。アルゼンチンも準備できています。そのようにして、四カ国に支店を造っておき、これを中心として南米の最高の銀行家たちを集め、中央銀行を造るのです。どんな国の銀行よりも大きな銀行を造って、連合体制として流通構造を自律化しようというのです。そうして、私たちの事業を行うのです」(真の父母経十篇 282-201, 1997/03/12)
南米において真の父母様が投入されたオキアミ事業、免税港、造船所、ジャルジンやレダなどのプロジェクトは、その大部分が「南北米統一運動」と「理想モデル社会」の建設を目指したものであり、海洋摂理と密接に関連しています。富裕層が集まるウルグアイの銀行は、こうした摂理事業を支える運営母体として構想されたと考えられます。
み言葉:ラスベガス
ラスベガスに関連するみ言葉においても、富裕層から基金を募る重要性を説かれ、「飢餓で死んでいく2千万人のために、ラスベガスに関心を持つのです」と言及されています。
「皆さんに募金運動をさせるつもりです。国連で募金運動をするのです。大富豪たちからも募金してもらいます。韓国にはお金持ちがどれほどいて、平均的な財産がいくらかを評価し、寄付金として捧げてもらうようにするのです。そのようにして、これからその半分は貧しい生活をするカイン世界の息子、娘たちを勉強させるために使わなければならず、残りの半分は避難民のように食べられずに死んでいく約二千万人を助けるために使わなければなりません。
そのために、世界の賭博場、カジノのようなものだけでなく、ラスベガスまでも天が引き継ぐのです。主人に銀行の利子以外は返さず、利益金の半分はカイン世界の貧しい人々を教育することに使わなければなりません。超民族、超国家的な面で天才たちを勉強させて、人材として用いることができる時代が来るのです。そして、飢餓で死んでいく二千万人のためにラスベガスに関心をもつのです」(真の父母経十篇二章 590-115, 2008/05/19)
天国建設基金と二世の育成
佐藤健雄氏の書籍「海洋趣味産業モデル基地建設世界化・国民運動化を目指して」によると、「海洋摂理基金・銀行」は海洋趣味産業摂理の12本の柱の一つであるとあります。
さらに、「ウェストパームビーチのホテルでアメリカ海洋摂理の再出発宣言時 (1988年12月13日午後8時20分)に『天国建設基金』という将来の二世の為、海洋摂理を通して天国を建設していく為の基金制度の創設を発表される」と記録されています。
この日のみ言葉の記録はないのですが、佐藤氏は、「40年にわたる海洋摂理の全指示事項を12本の柱を基本に完成させるべき時であり、二世・三世の活動舞台を築くためにも、海洋摂理銀行や基金をビジネス的・産業的に構築しなければならない」と記録しています。 真のお父様は若い世代が海洋趣味産業を継承し、地上天国建設の基盤とするための構想の一部として「天国建設基金」を目指されたのであったと理解できます。

圓母平愛財団(現・鮮鶴平愛財団)
現在の「鮮鶴平愛財団(旧・圓母平愛財団/孝情世界平和財団)」は、世界的な貧困・飢餓問題に貢献した人物を表彰する事業を行っています。
2011年にラスベガスで進水した「圓母船(ウォンモ船)」の名に象徴されるように、「圓母」という名称は海洋趣味産業摂理と強い関連性を持っています。このことから、「圓母平愛財団」も、麗水プロジェクトを含む海洋摂理を推進・支援する目的を内包して設立されたものと推察されます。
その他の歴史
これは確かな記録がないのですが、真のお父様はかつてウルグアイで多額の投資を行い銀行を設立されましたが、1990年代後半から2001年にかけての同国の経済崩壊の影響により、維持が困難になったという経緯があるようです。
また日本においても、2004年頃に当時の劉正玉総会長に対し、「日本で銀行を設立するように」との指示が出されたとされています。
今後の展望
真のお父様が描かれた「世界最大の銀行」という壮大なビジョンに向け、私たちがまず着手すべき現実的な目標は以下の2点に集約されると考えられます。
次世代育成基金: 若い世代を海洋趣味産業摂理へと誘い、育成するための基金。
事業支援基金: 食口が海洋摂理関連の事業を興す際、低金利で資金を融通できる支援制度。
南米でも、オキアミ業、魚粉や水産加工業など、過去に中止してしまった事業を二世たちを中心に再起させるための基金を造るつもりです。



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