Ocean Hobby Life Newsletter 2025年7月25日Vol.49
- Tomoko Sato
- Jul 10
- 26 min read
Updated: Jul 12
Ocean Hobby Life Newsletter 2025年7月25日Vol.49

発行元 株式会社海洋平和
神奈川県川崎市宮前区宮崎3-12-6宮崎台レジデンス402
☎TEL:044-872-7587 FAX:044-872-8616 kaiyouheiwa.soumu@gmail.com
人類のために、またこの国の未来のために
母なる海は人類の死活問題解決の礎
“超民族な思想教育と実践”
“社会と一体化させるための組織編成”

理想の国と理想世界実現のため28ftGood Goでパンタナール奥地を開拓される真の御父母様
目次

Ⅰ 創始者のみ言葉
「地獄を越えた者だけが天国に行くことができる」
Ⅱ 南米パラグアイの動静
4月 天苑宮入宮式に参加 海洋摂理講義を行う
5月 信出様・信興様がアクアムンド社を巡回
アクアムンド社事業展開の現況
現地用小型ボートの開発と製造/修理事業
Yamasanレストラン/ニューホープ・ミニ観光農場
ビッグニュース!/パイオニアチーム募集
(日本㈱海洋平和の動静 ー ㈱海洋平和総会報告(6月)/清平研修ツアー(3月)/青少年海洋趣味産業合宿(3月)/第2回海洋リーダー研修会(4月)/尾道エンジン講習会参加(5月)/2025前期フィッシングダービー結果報告//訓読会(年間)/米国&世界各地で展開する海洋趣味産業摂理 等の記事は次号50号に堂々掲載しご報告いたします。乞うご期待)
Ⅰ創始者のみ言葉
「地獄を越えた者だけが天国に行くことができるのです」
真の父母は、人類を代表して地獄の門を開き、天国の門を開いて、天国に直行できる高速道路をつくるのです。それが、神様が創造したアダムとエバに祝福してあげた本然の基盤です。天国に入った人は、地獄の叫びを聞きたいと思わず、地獄の環境や楽園など、複雑な霊界の環境を見たいと思わないのです。天国だけが見たいと思うのですが、そのような環境になっていません。これを誰が清算しますか。…真の父母、真の家庭、真の氏族、真の国家、真の世界、真の天宙が現れて、堕落以後の天と地のすべてのものは滅亡するのです。(天聖経(Ⅱ)第2篇真の父母- 第4章- 第2節真の父母の責任と特権, 293-305, 1998年6月7日)

最後の課題は、閉ざされた霊的な天国と地獄の門を開くことです。地上と霊界の地獄の門を開かなければ天国に入ることはできません。地獄を越えた者だけが天国に行くことができるのです。(地獄の門を開く6、1986年2月1日)
「超国家的な教育制度をつくらなければならない」
今後は、一つの地球村ではなく、地球家庭時代に入っていきます。それゆえに、思想的基調をいかにつくるか、ということが最も重要な問題です。私たちが超国家的な教育制度をつくらなければならないのですが、そのようにしようとすれば、思想的基調が、超国家的なそのような内容がそこに連結されなければなりません。そこに万民を兄弟のごとく、すべての家庭を一つの親戚のごとく思うことができる、そのような思想が必要です。そのようにしなくては、前進していく過程において相当に困難が伴うのです。出発を正しくしなければならないというのです。中間に行って正せば支障が多いというのです。(二六三-二九〇、一九九四・一〇・二七)
神様を中心として白人と黒人と黄色人種が一つになるように、アベル的な神様の代理を中心として、諸民族が共に暮らせるコンドミニアムを造って生活を統一する、このようなことをしなければなりません。そのようにすれば、御飯も共に作って食べ、子女教育も共にし、四つの家庭が一つの家庭のようにして暮らすのです。それを訓練して合格してこそ、今後、未来の新しい天国家庭の新しい中心家庭として認定されるのです。(三六八-三一七、一九九五・一・一)
今後四大国家、アダム家庭で一つになることができなかった四大の代表的柱を再び立てて、一つになった家庭において超民族・超国家的な教育と生活を共にすることによって、兄弟の因縁をつくり出すのです。それが、今からしなければならないことです。(二六九-一三、一九九五・四・六)
「横的基準において神様と共に生きる家庭を築かなければならない」

現在、先生は、ジャルジンで教育を行っています。そのジャルジンで何をするのでしょうか。祝福された家庭は、縦的には上がってきましたが、横的基準に立つことができていないので、今からは横的基準において神様と共に生きることができる家庭を築かなければなりません。(二九四-三一九、一九九八・八・九)
特殊環境の教育を行っています。そのような時は過ぎ去ります。地上天国になろうとすれば、公開された教育内容を探し出さなければなりません。その代わり、その徹底した思想を中心として、社会と一体化させるための組織編成をしなければなりません。知っているだけではいけません。行動することができる体制をつくっておかなければなりません。(二九五-七六、一九九八・八・一七)
韓鶴子総裁のみ言葉
「太平洋文明は人類一つの家族という理想によって結実する文明」
海は光り輝き、清らかです。私たちの若者もまた、光り輝き、清らかです。この二つが出会う時、私たちの未来は変わります。私がそうしてきたように、若者たちも袖をまくり、勇敢に海に挑んでください。海は、強い心身を育むだけでなく、人類の未来を創造する場です。海は陸よりもはるかに広大です。その深淵には、未発見の宝が眠っています。海を開拓する者は、世界をリードする者となるでしょう。

海が恋しいと思いませんか?日々の生活の中で、ふと海辺へ駆け込み、青い海に飛び込みたくなる時はありませんか?海は母の象徴であり、母性の象徴です。深い海はまるで母の胸のようです。私たちは、そこにいたいと願うのです。
古来より、海は母なるものと考えられてきました。漢字による「太平洋」は「平和の偉大なる海」という意味であり、英語の「pacific」は「平和な性質や意図」を意味します。太平洋文明は、天への孝情と他者のために生きる真の愛による文明時代を切り開くことによって、平和のための偉大な母となることができるのです。
太平洋文明は、人類の真の母、独り娘を中心とする摂理の後期に出現します。この時、独り娘を通して、歴史の中で隠されてきた神様、天の母の女性性が明らかにされなければなりません。神様はもはや天の父としてのみ見られるのではなく、神は天の父母であり、天の父と天の母の調和のとれた完全な結合です。太平洋文明は人類一つの家族という理想によって結実する文明です。それは私たちが天の父母を人類の縦的な父母として敬うときに自然に実現されるのです。(自叙伝「平和の母」)
Ⅱ 南米パラグアイの動静
1. 4月 天苑宮入宮式に参加 海洋摂理講義で貢献
「南米摂理を海洋摂理と連結させていく」という金東佑神中南米大陸会長の方針の下で、佐藤ジョンさんと仁美子さんは天苑宮入宮式参加の招請を受け、海洋摂理担当者を代表して、4月13日の天苑宮入宮式の式典に参加いたしました。続く15日の午前中には、南米からの清平21日修練会参加者(献身者200名)に対して、同日午後に、天苑宮入宮式参加者(南米天寶家庭約500名)に対して、海洋趣味産業摂理の講義を行いました。
真の御父母様の天苑宮入宮式という歴史的な時間帯に、真の御父母様が人類救済のために草創期より御聖和直前まで、命がけで精誠を投入され続けた海洋摂理について証しできたことは、縦的にも横的も非常に意義深い出来事でした。

👆の写真:真の御父母様の御生涯を物語る12枚の壁画の中の一枚は海洋摂理についてでした。「天勝号」、釣りをされる御父母様、飢餓難民へ食糧を届けている様子などが描かれています。
清平での講義内容 概要

真の御父母様の行われた摂理は霊的な側面だけではなく、人類の外的問題の解決のために多くの外的摂理をされてこられた。そのため、外的摂理を無視することは摂理の半分を無視することになる。
家庭連合、そして真の御父母様の目標とは、天の父母様を中心とした世界平和と統一である。そのためには、貧富の差の問題・飢餓問題の解決は必須である。海洋摂理は、その問題の解決方法である。
「世界の統一の近道は海洋摂理である」とお父様は幾度も言われた。なぜかと言うと、他のどの組織や宗教よりも世界のために生きることができれば、自然に世界は真の父母様を認めることになるからである。
海洋摂理は、堕落以後に起こった飢餓問題を解決し、人類を本然の趣味生活に復帰させる方法であり、第三祝福を成す環境を取り戻す摂理である。
「南米からしか飢餓問題は解決できない」とお父様は言われた。真の御父母様は南米に多くの投資をされたが、それは南米に「世界の飢餓問題解決のためのシステム」を構築するためだった。レダ、ジャルジン、ウルグアイのオキアミ漁業はそのシステムの一部だった。
2.5月21日 信出様と信興様がアクアムンド社ご巡回
天苑宮入宮式後、真の御父母様三代圏であられる信出様ご夫妻と信興様が、真のお母様より命を受けられ、世界巡回路程へ出発されました。巡回地は、南米、アフリカ、北米、中近東、ヨーロッパをはじめとする全世界の宣教地です。5月11日には、アルゼンチンに到着され、ウルグアイ、パラグアイ、ブラジルと続きました。パラグアイには18日に到着され、5月21日にはアクアムンド社のボート工場とニューホープミニ農場を視察されました。パラグアイご巡回の様子はHJグローバルニュース5月24日号で報告され、アクアムンド社ご巡回の様子は5月31日号で約30秒のフラッシュで報告されています。

👆の写真 ボート製造に従事しているメンバーとともに第一仮工場前で
HJニュースでは、短くも意義深いナレーションで以下のように報告されました。
「世界巡回団は、パラグアイ巡回の最終日に、南米海洋摂理の中心地であるアクアムンド造船所を訪問しました。ジョン佐藤責任者と2世たちが、厳しい環境の中でも、船の建造と進水準備に精誠を尽くす様子を目の当たりにし、真の父母様のみ旨が実現されている摂理の現場を直接、確認しました」
HJグローバルニュース5月31日号

👆第一仮工場で、28ftボートのモールドをお見せした後、これまでに日本へ向けて12隻の28ftGoodGoボートを輸出したこと、その間6度にわたる洪水に襲われたことなど、仮工場の壁に今も残る1.8mに及ぶ浸水の傷跡をお見せしながら、アクアムンド社の苦闘の歩みをご説明しているところです。

👆5枚のパネルを準備し、真の御父母様による海洋趣味産業摂理の目的や、「天勝号」以来のボート建造の歴史など、海洋趣味産業摂理構築の歴史をご説明している様子です。

👆工場内では、現場責任者の成瀬太熙さんや井上慶香さんより、現地用小型ボート開発と製造過程や修理事業について説明を熱心に聞かれました。👆工場内にはワーカーのための質素な休憩室がありますが、その場所で、約一時間余り、海洋趣味産業摂理についてのプレゼンを聴かれました。工場のスタッフの誰もが、信出様ご夫妻・信興様の、謙虚で真摯なお人柄を温かく心に刻みました。
5枚の展示物でお伝えした内容
5枚のパネルには、主に以下の内容が込められました。
① 韓国、米国、パラグアイでの造船の歴史・造船の目的は人類の食糧問題解決
② 真の御父母様の全体的なご計画とその中でのパンタナールと南米摂理の役割
③ 海洋趣味産業摂理は「世界を一つにする最も近い道」・海洋摂理によって共産
主義の克服は可能・理想世界の生活は趣味生活・共生共栄共義世界の実現
④ 南北米の統一によるキリスト教文化圏の統一・南北米の平準化と世界の平準化・
「南北米の統一が韓半島統一に結びつく」というみ言葉の意味
⑤ 真の御父母様のご心情ー人類へのご心情・孤独なご心情・決意のご心
情・希望と委託のご心情・み言葉「あなた方は私の希望」
信出様・信興様をアクアムンドにお迎えして:感想
佐藤ジョンさん
「5月21日に信出ニム御夫妻と信興ニムが韓国や現地のスタッフと共に、アクアムンド社ボート工場に来られました。到着された18日の午後に行われた日曜礼拝の時、信出ニムは、「パラグアイには多くの土地問題があり、本当に苦しいと思います。でも、土地がなくなっても私はOKだと思います。ただ私が心配なのは食口の皆さんのことです。そのような状況でどうなるのか心配です。食口たちが一番大事です」と語られました。長年、土地の法的闘争で精神が疲労困憊しているパラグアイ教会のメンバーに対して、的を射た内容、心が癒される話の内容でした。私のそばに座っていた教会本部の法的責任をもつメンバーも、私の顔をみながら目を大きく開け、このメッセージがどれだけ良いかを表現していました。信興二ムはご自分が作曲した歌を披露してくださいました。短い時間で、お二人は誰よりもパラグアイのコミュニティーを慰労してくださり、私は驚きました。真の御父母様の血統の力を感じざるを得ませんでした。19日にはレダに行かれ、20日は教会関係者との会議をされ、21日にアクアムンド工場を訪問されました。
21日の昼食を一緒に教会の近くでさせていただいたのですが、ずい分疲れておられる様子がわかりました。信出二ムに「疲れがたまっているでしょう」とお聞きしたら、大きくうなずかれました。昼食後に工場にお連れしました。最初にニューホープミニ農場視察の予定でしたが、まず第一仮工場に直接お連れしました。工場の前でメンバーたちで歓迎し、アクアムンド社のこれまでの歩みを報告いたしました。それから第二仮工場に移り、工場の入り口に設置したパネルで、真の御父母様が投入された海洋摂理やボート製造の歴史を話しました。工場内では井上さんが担当する修理事業、それから成瀬さんが担当する小型ボート製造作業を見ていただきました。説明の時、お孫様方は皆、日本語を話されたので少し驚きました。
その後、現場ワーカーのための休憩室で海洋摂理全体のプレゼンを約一時間余り行いました。短い時間の中なので要点を絞って話しました。私の話の中で常に金大陸会長がコメントして内容を補完してくださいました。特に「南北米統一運動」のことが重要だと思ったので、「私たちがパラグアイにボート工場を造ったのは、北米と南米のキリスト教圏を統一する、南北米統一運動のためでした」と話しました。信興二ムが「お母様は私たちにキリスト教と一緒に働きなさいと願われています」とコメントされました。
プレゼン後の感想を話された時、信出二ムは「新しいコンセプトばかりで、今はただ吸収しようと思うだけです」と語られ、「ここに住んでくれて、続けてくれて本当にありがとう」と言われました。信興二ムは「アメリカではオーシャンチャレンジなどが行われていますが、韓国では若い人たちが海洋摂理をあまりやりたくなく、本当に少なくなってしまった」と言われました。失敗が多かった海洋摂理や、忘れ去られてしまった南北米統一運動を話したので、余計に難しい状況を知ることとなり、すでに教会の問題の多くを知っておられるお二人の精神的負担を大きくしてしまったかもしれないと感じ、様々な点で反省しました。プレゼンの後、ミニファームにお連れし視察していただきました。
他メンバーの感想
真のお母様のご指示の中で、「天愛祝承子」信出様ご夫妻と信興様は、まず南米主要4か国を皮切りに世界巡回をされる中、パラグアイでは、真の御父母様のボート建造摂理の思想と伝統を堅持しながら前進している、アクアムンド社を訪問してくださいました。背後の切なる導きを感じる感謝な出来事でした。短い時間でしたが、メンバーひとりひとりは、信出様ご夫妻と信興様の、謙虚で親しみ深い真摯なお人柄に触れることができ、これからの未来をともに担っていきたいと、各自心に深く決意いたしました。
天のみ旨を相続し完成させるという重責を担う信出様ご夫妻と信興様へ、真の御父母様が御生涯をかけて投入された海洋趣味産業摂理について、僅かな時間でもご報告出来たことは、今後の大きな希望となりました。この世界巡回路程の中で、皆様のお心の中に、「御父母様の人類救援のためのグローバルビジョン」と、そのビジョン実現のために苦闘するアクアムンドの歩みが、忘れられない「インパクト」として刻まれたに違いありません。
迎えた側として無念だったことは、現在、アクアムンド社の工場環境が未整備だったことであり、海洋趣味産業摂理事業を「希望の実体」として証しするにはあまりにも不足だったことです。次にお迎えする時は、多くの技術陣、敷地内南北を貫く縦断道路、マリーナ、セールスオフィス(マリンセンター)等を備えた、より発展した環境圏の中でお迎えしたいと願いました。中でも特に残念だったことは、真の御父母様御自身が開発されたGood Goボートが工場内に無かったことです。

28ftGood Goボートは、1997年7月7日(七八節)、「天地父母天宙安息宣言」の条件として、真の御父母様が自ら主導して建造され「ボートとして完成した!」と祝福されたボートです。一隻でも工場にあれば、真の御父母様が海洋摂理を通して成されたかった目標を、もっと詳しく実体的にお伝えできたに違いありません。海洋ビジョンを聴かれた信興様が「もっと大きなボートの建造が必要なのですね」と言われたそうですが、今後のアクアムンド社として近未来の発展目標について深く考える機会となりました。さらに不変不屈に本来の目的実現に向かって決意を固くする恩恵の時となりました。
3. パラグアイ・アクアムンド社の動静
現地用小型ボートの開発と製造 ボートショー出展をめざす
現地販売用小型ボートは、1月に試作ボートとして第一隻目が完成。現在、本格販売に向け、第一隻目を土台に、3Dプリンターの活用等によって更に詳細な部分にオリジナル開発と改良を加えたボートのモールドづくりが行われています。
改良点は使いやすさと軽量化
主要な改良点は「使いやすさ」と「軽量化」です。パラグアイには、トラックをもっている若者が多くいます。若者たちが、ミニスキッフのような小型ボートを気軽にトラックに積み込んで、好みの水域に出かけ、手軽にランチングし、ジェットスキーや釣りライフが楽しめるよう、工場では日々、成瀬さんを軸に継続的に開発、改良、製造が行われています。
「使いやすさ」のための改良
①トランザムエリアを機能的に改良:水上でもエンジン回りのケアーができるようにトランザムにステップをつけた。②埋め込み式ロッドホルダー、ハンドレールなど、「アクアムンドオリジナル」として3Dプリンターで各パーツのモールド造成を行い、使いやすさを増進させている。
「軽量化」のための改良

①ハルとデッキの強度をアップすると同時に軽量化のために、米国製のフォームコアを使用している。②運転席の軽量化や前述のトランザムの改良も軽量化に一役を担っている。③全長を6インチ20㎝短縮して3.5mとした。一隻目の重量は約80㎏、2隻目は50㎏〜最大60㎏に抑えるよう改良。
現地ボートショーへの出展をめざす
ジェットスキーのように扱いやすいボート、スポーツボートとして活躍することを願い、9月に行われる現地のボートショーに出展する見通し。年内10隻販売をめざす。
(因みに第2隻目のスペックは全長3.5m、幅1.2m、不沈構造、15馬力のエンジン)
修理事業 現地の信頼を受け2倍化へ向かう
現在、修理サービス事業は2倍化に向かって展開しています。慶香さんを軸に常に新たな分野に挑戦。仕事量に応じて現地ワーカーやジョナサンさんたちが補佐し、クッションやカバー等、ミシン作業分野を咲生さんが担当しています。8月に真冬を迎えるパラグアイでは、釣りシーズンはオフに入っていますが、SNSを運用しながら宣伝。仕事はコンスタントに入ってきます。
資材取り付け・電気システムの修理や取り付け・エンジンのメンテナンスや修理・コスメ・ファイバーグラス修復・ペイント・ポリッシュ・ボートステッカー貼り付け・フロアカーペット貼り付け・ウッドデッキフロア修理・クッション交換やロゴ刺繍などの諸々のサービス事業、リノベーション分野を受注するようになっています。
海洋事業を通じて良い信頼関係を結び、良い影響を与えていくことができる
「以前にアクアムンド社でオリジナルのドリフトボートを造ってあげたお客様から、新たに2種類のボートの造船をしたいということで、見積りの依頼を受けています。その背景には、パラグアイでのボートの需要の高まりがあります。現在、パラナ川沿いの土地開拓が進んでいることもあり、多くの人々がボートを持ちたいと思うようになってきました。ところが、いざボートとなると、現地産ボートは低品質でデザインがあまり良くないため、高品質で美しく機能的なボートを求める人々にとって、現地産ボートは物足りないようです。一方、海外からボートを輸入すると関税や輸送によってかなり高額になってしまいます。そのため、このお客様は、現地で自分自身の理想のボートを製造し、さらに販売もして利益を出すことができればと考えているようです。まさに趣味産業、趣味生活の実現です。値段交渉が成功すれば、アクアムンド社にとっても大きな前進に繋がりそうです。
お客様とは、単なるお客様と技術者の関係ではなく、良き友人としての関係を築くことができます。例えば、2022年末にスズキエンジンを取り付けたことがご縁となり、その後、ボートやエンジンの整備を定期的に依頼してくるお客様がいます。その方は、日本について何か新しいことを発見すると、その度に連絡してきます。今年の4月には「20年ぶりに日本を訪れ、慶香さんの故郷である福岡に滞在した」「とても気に入った」と現地から喜びの連絡をくださったのです。
ボートオーナーの多くは経営者や有力者、富裕層に属する方々です。そのような方々と海洋事業を通じて良い信頼関係を結び、良い影響を与えていくことができれば、パラグアイにも天願う基盤が徐々に築かれていくのではないかと、希望は限りなく広がります(慶香さん)
YAMASANレストラン 遂に黒字ラインを突破!
創始者文鮮明先生は、次のように語っておられます。「今先生は、早く全米に一千軒の日本食堂をつくることを計画しています。。そして、535か所の海洋教会をつくるのが次の計画です。今、二つの準備をしなければなりません」(環太平洋摂理 第一章 2.1.1)
お陰様で、今年3月より、「YAMASAN」は遂に一点突破。それ以来、黒字ラインを越えて更なる闘いを継続中。発展へ向かって快進撃を続けています。
お客様に接するレストラン運営者の山坂美貴・和美姉妹が喜びを感じることの一つに、「パラグアイ人はいつも温和で明るく、まだまだお店としては不十分すぎる私たちを本当にあたたかく受け入れて下さっています」という点です。客数の大半はリピーターで、日本文化や日本食を愛する人々が利用しており、客層は公務員、ビジネスマン、観光客、職場が近い方々、そして学生たち。客数が多い時間帯はやはりお昼時だそうです。

「現在の課題は、増加する客数にいかに対処するかという点です。3月以降、1日の客数が20人~30人を超える日々があったのですが、現在のオペレーションのままでは機能が追い付かないという現状に直面いたしました。。食材の購入が追い付かず、下拵えが追い付かず、結果、食事の提供スピードが落ちて、お客様を待たせしてしまうことが、多々ありました。そして、ただただ疲労困憊してしまったことです」ー 次の段階へ発展する途上の、大変ながらも、一面嬉しい悲鳴の声ですね。
今後の対策としては、「今後数ヶ月をかけ、1日あたりの目標売上額(1.500.000Gs/約30.000円)を目指します。当面、安定して達成するための体制造りが最も大切であると考えています。具体的にはレジの導入、領収書印刷機の導入、食材や必要な消耗品の配達を依頼する、一回の仕込み量を増やす等です。また、人材の雇用が出来るよう、社会保障への加入をめざしています」
👆中央の写真:移民経営者の料理店を特集する本の取材を受けた時の写真
200店舗もある中にYAMASANも掲載される
「Instagram、Facebook、TikTokに新しい動画を投稿すると、その都度、新規のお客様が増えるといった状況です。動画の撮影と編集を外部に依頼していますが、無料で協力していただいています。このSNS投稿で1つの動画が10万回再生を突破したことが3月の客数増加へと繋がりました。その後も継続して黒字を維持できるほどヤマサンへの認知が広まったと考えています。目標は週に二回の新規動画投稿です」(山坂姉妹)モデル的レストランをめざし、次のステージへ向ってますます快進撃を続けるYAMASANレストランです。
「ニューホープ・ミニ観光農場学校構想」実現に向かって
創始者文鮮明先生は、次のように語っておられます。「今後の世界で、最も深刻な問題は飢餓です。ですから、食糧を確保することが問題です。その解決方法は、南米にしかありません。...その次には環境問題と養殖問題です」(真の父母経第10篇第2章第4節)

これまで、ミニ農場には、果樹として、マンゴー、パパイヤ、バナナ、レモン、ニーム、アセロラ、アボカド、メロンなどを植え付けましたが、強い陽光やスコールによる豪雨と強風、害虫や植え替えによる根枯れなど、様々な課題に遭遇しました。その結果、現在、元気に育っているのはパパイヤ、バナナ、トウモロコシ、マンジョーカ、サトウキビ、サツマイモなどです。レモン、ニーム、アセロラ、アボカド、メロンなどの苗木たちは、残念ながら現在の環境条件では良く育たないことがわかりました。今後、各品種が育ちやすい環境の研究整備が必要となってきます。ところで、収穫直前のトウモロコシに予期せぬハプニング(;'∀')が起こりました!なんと、未完成だった柵の扉から、馬たちが農場に侵入して食べてしまったのです。トウモロコシは成長が早く2か月で収穫可能です。)
野菜としては、キュウリ、ビーツ、ニンジン、かぼちゃ、青ネギ、トマト、玉ねぎ、ブロッコリ等、家屋内で苗木まで育て、それから用地に、その都度移し替えたのですが、用地に植え替えた後、そのままの環境では育つことができませんでした。やはり、環境整備が必要なようです。

現在、苗木育成のために、「アクアポニック」方式(養殖タンクを水耕栽培に利用するシステム)を試しています。現在、タンクの住人はドジョウと小魚たち。ここでは、トマトとほうれん草がよく育っていますが、やはり、育った苗木の植え替えをどのようにするか、という課題があります。
野菜たちは、厳しい太陽光やスコールなどにやられない、適した環境の中で育っていただく必要があるようです。野菜工場の建設などが必要かも知れません。
牧畜ですが、最近、2羽の鶏を飼い始めました。引き続き、増やしていく計画です。
ニューホープ・ミニ観光農場を実現するには、地道な研究、投入と経験の集積が必要です。海洋事業と同じように、3年、7年、あるいはそれ以上の投入期間がかかることが予想されます。しかし既にジャルジンやレダで取り組んでいる貴重な経験があります。それらを参考にしながら、短期間のうちにモデル基地実現に向かうことができるでしょう。
将来的には「ミニ観光農場モデル基地」(自立経済基盤)の拡大をめざします。フェルト・オリンポ教会も、連携しながらミニ農場実現に向って歩み始めています。

👆フェリンポ・オリンポ教会 持続可能計画
ビッグニュース!
祝福結婚式ご参加、おめでとうございます!

👆山坂美貴さん、和美さん!祝福、おめでとうございます!天の導きとご計画の中、去る4月12日に、パラグアイ現地で、「天地人真の父母孝情天宙祝福式」に参加することができました!美貴さんの相対者は日浦正直さん(大阪府出身)、和美さんの相対者はケルビン・カスターニョさん(ドミニカ共和国出身)です。世界平和の礎となる真の幸せな家庭を築いていかれますよう、心より祝賀し祈念いたします。
カトリック教会の行事で、ボートが貢献!
👈アクアムンド社でリニューアルさせていただいた「ニューホープアメリカ号」(レダプロジェクト所有)が、5月23日、カルメロペラルタのカトリック教会の行事のために貢献!聖母マリア様像が信徒と共にボートでパラグアイ川へ出られたのです!この日、信者さんたちは、陸上では体験できない、神様の愛のふところ-水と陸が混然一体となった大自然の中で、解放と感動の一日を体験されたことでしょう。まさにボートは、人と人を結びつける絆ですね。超宗教超民族の平和世界実現のために大きな役割を担っているようです。
スナップ写真!2月~4月!
写真説明
一段目:2月28日に金東佑神南米大陸会長ご夫妻がアクアムンド社を巡回。アクアムンド社の創作ボート・セレで、水上会議を兼ねて釣りへ。天気に恵まれ、この日、幸運にもドラドが激励に来てくれました!以前も、アクアムンド近辺の水域で、よくメンバーたちがドラドを釣ったそうです。
二段目:米国の海洋教会で活動しているJungJinさん(3世でエンジニアを目指す大学生)が、2週間の予定でアスンシオンに来訪。アクアムンド社で、3Dプリンターによるパーツ造り等の研修実践に参加。完成した第一隻目の試乗も行い、Yamasanレストランで、現地のメンバーたちと交流会をもちました。
三段目:天苑宮入宮式参加時の写真。清平湖畔のHJマリーナとHJクルーズの写真。下の段右より、サンアルバートで理想の村開拓を行う中田実さん、故佐藤CEOの長年の上司・TWG元会長朴相権さん、ラスベガスのIPECの責任者等、皆様と懐かしく出会いました。
パラグアイ・パイオニアチーム募集中!
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創始者文鮮明先生は自叙伝「平和を愛する世界人として」の中で、未来を担う青年たちに次のように語っておられます。

「グローバルリーダーは、地球上のあらゆる問題を自分の問題と考え、それを解決しようとする開拓者の精神を持たなければなりません。世界すべてが自分の国であり、全世界の人類がすべて自分の兄弟だという意識があってこそ、グローバルリーダーになることができるのです。グローバルリーダーは、まさに人類を相手に兄弟愛を施す人です。

人生の目標が、大学を出て月給をたくさんくれる会社に就職し、安定して生きていくことだとすれば、子犬くらいの成功を収めるようになります。しかし、アフリカの難民救援に命をかけて取り組めば、虎のような成功を収めるでしょう。
私は、皆さんの国から、本当の意味のグローバルリーダーが出てくることを願います。国連を導く政治リーダーが出てくることを願い、紛争地域の争いを防いでくれる外交リーダーが出てくることを願います。道端を徘徊して死んでいく貧しい人たちの世話をするマザー・テレサのような救いのリーダーが出てくることを願います。
また、私のように、人々が顧みることのない土地と海を開拓し、新しい世界を広げていく平和のリーダーが出てくることを願います」
(「平和を愛する世界人として」第七章より抜粋)
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未来を担う青年たちに「グローバルリーダーになってほしい!」と訴えかける真の御父母様のみ言葉は、私たちの胸を貫く叫びのように聞こえます。なぜなら、今や、地球星は、荒れ狂う海に呑み込まれて今にも難破しそうな船に譬えることができます。これまでの私たち一人一人の責任未完遂による負の遺産が集積となって、今、地球上の各地で飢餓、難民、戦争、環境破壊、価値観の崩壊など、様々な内外の諸問題となって、マグマのように噴き出しているかのような様相を呈しています。諸問題を根源から正しく整理し収束することのできる、世界的な視野に立つことのできるグローバルリーダーの輩出を、世界は、今、求めています。
誰がその時代の要請に応えることができる人々でしょうか。それは、他でもない、私たち一人一人です。人類愛を体恤し人類すべてを兄弟姉妹として、最後の目的地まで導くことのできるキャプテンたち、まさに、グローバルリーダーの輩出が必要です。(親は、「自分の子供には苦労させたくない。困難な道には送りたくない」と自然に思いがちですが、昔から「可愛い子には旅をさせよ」という諺があります。聖書には「 主は愛する者を訓練し、受けいれるすべての子をむち打たれるのである。あなたがたは訓練として耐え忍びなさい。神はあなたがたを、子として取り扱っておられるのである。いったい、父に訓練されない子がいるだろうか」とあります。 (へブル人への手紙12-6))
人間はもともと、厳しい環境の中で人のために生きてこそ、神様の愛の中で育ち、神様が与えてくださった無限の生命力と愛、無尽蔵の能力を体恤し、人生を通じて他のために生きることができるものです。
愛すればこそ、勇気をもって若者たちを世界に送り出しましょう。世界舞台に立つことのできるリーダーを輩出する国となりましょう。環太平洋時代のパイオニアとなるべく、海洋趣味産業時代のパイオニアとなるべく、世界の母の国である日本から、パラグアイ・アクアムンド社のプロジェクトへ送り出しましょう。

アクアムンド社では、真の御父母様のみ言葉を基軸としながら、海洋趣味産業の実体基盤、技術基盤を通じて、社会、国、世界の人々に貢献することをめざしています。具体的には、真の御父母様御自身が命がけで海を開拓され、人類の趣味生活のために研究開発されたボート製造の伝統と精神を堅持しながら、ボート産業を軸に盤石な経済基盤造成に向かっています。レストラン経営、ミニ農場開発など、人類の食糧問題解決のための様々なプロジェクトに挑戦し、展開しています。開拓精神あふれる皆様のご参加を切にお待ちしています。詳しくは、次のサイトをご覧ください。https://www.oceanpeace.org/人材派遣
2025後期 フィッシングダービー開始のお知らせ!
輝く笑顔!喜び踊る魚たち!海は強い心身を育むだけでなく人類の未来を創造する!

最後までお読み下さり、有難うございました。
お詫び:編集の都合のため、以下の記事は次号になります。
(日本㈱海洋平和の動静 ー ㈱海洋平和総会報告(6月)/清平研修ツアー(3月)/青少年海洋趣味産業合宿(3月)/第2回海洋リーダー研修会(4月)/尾道エンジン講習会参加(5月)/2025前期フィッシングダービー結果報告//訓読会(年間)/米国&世界各地で展開する海洋趣味産業摂理 等の記事は次号50号に堂々掲載しご報告いたします。乞うご期待!)
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